ギャラリー

研究を片手間にやりつつ絵を描いています。いや、研究の片手間に絵を描いてます。 以下のギャラリーは、私が以前に所属していた生理学研究所での研究広報活動のために描いたイラストです。 イラストを描く前に該当論文を十分に読んで理解した上で絵を描くというのをモットーにしているので、 専門から遠い論文だと時間が掛かってしまいます。でもちゃんと読んで理解してから描くと、自信を持って面白さを伝えられる気がします。

食事とオレキシン細胞で体ほかほか

http://www.nips.ac.jp/contents/release/entry/2009/12/post-73.html

時間通りにご飯を食べると、体がほかほかするようになる。発熱は筋肉がエネルギーを使っている証拠なのでダイエットには重要。この現象は、視床下部のオレキシン細胞が鍵となって交感神経系を働かせているかららしい。

脊髄判断

http://www.nips.ac.jp/contents/release/entry/2009/05/--gfp--.html

ゼブラフィッシュが「音→逃げる」という超高速な逃避動作をするとき、右に逃げるが左に逃げるかという運動信号の判断は脳だけでなく脊髄でも行っているという証拠。 GFP(というノーベル賞にもなった細胞の蛍光染色技術)を使ってのCOLO細胞の映像が美しい。

ミクログリア

http://www.nips.ac.jp/contents/release/entry/2009/04/-----.html

二光子顕微鏡という脳の神経活動一つ一つを撮影できてしまう技術を応用して、生きた動物の脳から撮影。 ニューロンのアシスト役であるグリアの活動を時間をかけて追ったところ、ニューロンの体調を触診しているような動きや、シナプスのケアをしている状況が見つかる。 Restingグリアという名前なのに働き者だ。

噛んで

http://www.nips.ac.jp/news/2008/20081210/

ガムを噛んだりすると体の反応が早くなるらしいのだけど、脳波の反応も早くなってた。

見えない

http://www.nips.ac.jp/news/2008/20081015/

目が全く見えないと言う脳損傷の患者が、なぜか見えたかのように反応できてしまう盲視。それをサルで再現。

暑い

http://www.nips.ac.jp/news/2008/20081001/

高熱から逃げない変なハエ(遺伝子欠陥)を調べて、温度を感じるタンパク質を発見。

受信せよ

http://www.nips.ac.jp/news/2008/20080619/

細胞の外からの電気信号を受信して働き出す面白い酵素(Ci-VSP)にさらなる機能が

すっぱい

http://www.nips.ac.jp/news/2008/20080606/

酸味センサーのダイナミクス(後からすっぱく感じる理由)

しんぶん赤旗の科学欄にも掲載されました (2009/01/25号)

ほめる

http://www.nips.ac.jp/news/2008/20080424/

ほめられるちゃうと活動する線条体。お金もらったときと同じくらい。

並べ

http://www.nips.ac.jp/news/2007/20080208/

網膜細胞は非常に整然と並んでるんだけど、あるタンパク(Dscam)が無いとぐちゃぐちゃになる。

実験医学(2008年5月号)にも掲載されました。